美大受験の漫画を読む
「ブルーピリオド」という美大受験の漫画を読んでみました。作者の方が芸大卒ということで結構リアルで、浪人してた頃を思い出してしまいましたね。懐かしや。
私の場合、絵しか興味がなかったので美大に入れなかったら人生が終わる!と思って必死に描いてました。
とにかく一日中絵を描きまくって、気が狂いそうな日々..。
なんとか受かったものの、あの時結果が出なかったらと思うとぞっとします。
驚いたこと
作中で一番驚いたことは予備校講師、高校教師の指導法。
漫画の中の先生方はすごい的確にアドバイスしてくれます。漫画だからか、最近はそうなのかはわかりませんが、正直めっちゃ羨ましい。
私の時はとにかく消されて「もう一回最初から!」というスタイル..。一生懸命描いたものを消されたときのショックはかなりのものです。
しかし今考えてみると、あれはあれでなにがダメだったかどうすれば良くなるか、いやでも試行錯誤するきっかけを与えてくれたのであながちダメな指導法でもなかったと思います。
浪人してよかったこと
意外かもしれませんが、美大ではそこまで丁寧に指導してくれません。4年間で成長するかしないかは自分次第です。
浪人してたときはきつかったですが、絵について真剣に向き合う癖がついたのはあの一年があったからです。
もしまぐれで現役合格してたら、たぶん課題以外描かずにだらだら過ごしていたと思います。もちろん卒業後、今のように作品を発表することもなかったでしょう。
親には迷惑をかけましたが、一年浪人したことは私の人生でとても大きい出来事でした。
..でももう一回やれっていわれたら絶対やりたくないですね。
今日の一枚
クロッキーしてみました。